近所の寺の石像 解決編

前回の日記から何週間か経ち、僕は市の歴史博物館に行った。

歴史博物館という名前はついているものの入場無料で展示室は二部屋のみ。20分もすれは見終わってしまった。 


ところで、この歴史博物館の入り口にも前回のと同じような石像が置いてある。


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屋外のオブジェにも館内の展示品と同じように解説がついているが、こいつにはなんの説明もされていない。 

 

帰り際に思い切って事務室のインターホンを押して質問してみた。

事務室の人がよく聞かれるんですよと言いながら教えてくれた。

(よく聞かれるのになぜ解説がついていないのかは聞けなかった)

 

これは韓国の方が発祥の石人(せきじん)というものであるらしい。

以前この調布市は別荘地として栄えていた。時代が下り、ある別荘が閉じられる際に、庭にあった石人が市に寄贈されたのだそうだ。前回の近所の寺(祇園寺)の石人も同じ別荘から寄贈されたものらしい。

念のため深沙大王ではないかと聞いてみたが、全く違うという話だった。

同様の石人は上野の国立博物館にもあるとのこと。

 

ここで、石人とは何なのか。

博物館の人によると朝鮮の方では別の呼び方をされているということなのでもう一度ここで調べてみたいと思う。

昔ソウルに旅行した時、なんかあっちの方でも道祖神のようなものを置いていると聞いたことがあるが、それが石人なのか?いやあれは男女一組だったような。

とりあえず Google

「石人」で画像検索して、似た画像を片端からクリックする。

 

なんとなくわかったこと。

・石人の中でも、文官をかたどった「文人石」と呼ばれるものらしい。

・墳墓の周りに置いたり、道祖神的なやつだったり。

・何百年も前の古い石人が、普通に石材店で売られていたりする。

 

古い石像でも、石材店で転売されて別荘の庭に置かれると、正確な由来がわからなくなるのでは。何百年も前の朝鮮のものなのか、それをまねて近年国内で作られたものなのかすらわからないのでは、博物館も説明文をつけづらいのではないかと推測する。 

 

自分の中では一応の解決を見た。